住民投票の結果をうけて
住民投票条例の請求をしてから5ヶ月、住民サイドの皆さんのもりあがりが、今回の結果につながったと思います。
8ヶ月で両町の合併へもっていこうとした両町の行政トップのもくろみが、住民の理解・支持を得ないまま進んでしまった結果では無いでしょうか。
町の将来を左右する合併問題も、行政サイドだけのプログラムで決めていけばよい、「トップのオレに任せておけ」「議会の決議に従えばよい」との古い体質が否決されたと、捉えたほうがよいでしょう。
まちづくりは住民あってこそ成り立っていくものです。
本命の両町合併賛否をそこのけに、法定協で決議した「南セントレア市」の再審議騒動がマスコミをにぎわし、異常な投票日になってしまいました。
本来、両町の合併について住民の皆さんが賛成か反対かを投票によって意思表示できる機会が、新市名をアンケート調査で決めてしまう(住民の皆さんがアンケートで新市名を決める機会を設定しました、とする法定協のカラクリ。同日・同一場所で両者を投票する)の方が重点ですよ、と受け取られ、混乱を招いてしまった施策のまずさにもあったと思います。
一方、長年にわたる行政のあり方についての批判が、今回の合併反対票にも表われたと思います。
なりふりかまわず、合併へと強攻策をしくんだ法定協(行政側)の敗北は住民の皆さんの良識ある判断の勝利だったと断言できましょう。
住民投票推進の会は政党にかかわらない一住民の動きが、会の結成運動の進展へと大きなウネリとなったことに対し責任者として会員の皆様に厚く御礼申し上げるとともに、地域の住民の皆さんの支えが今回の成果を招いたことに厚く感謝いたします。
今後の新しい街づくりの推進役としての一歩を踏み出せるものと思い、住民の皆さんのいっそうの盛り上がりを期待したいものです。
住民投票推進の会 責任者 坂井忠夫
2005年02月28日
「住民投票推進の会」からのコメント
広域合併には元々賛成だったが、今回の強引で民意を無視した合併協議に危惧を覚えて、住民投票を請求し、今回の2町の合併には反対してきた「住民投票推進の会」の代表の坂井さんから出ている、昨日の住民投票の結果を受けてのコメントをいただいたので紹介する。
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