このブログサイトを開いてからまだ3日目だが(実質2日間)、本当に様々なご意見やトラックバックをいただき、この問題の本質がだいぶ見えてきた感がある。
これまでのエントリーでも何度か触れたが、この新市名の名称を含め、この合併問題が民意を最大限反映した結論を得て欲しい。
自分としは出身地であるとはいえ現住民ではないし、合併そのものに関しては、とにかく2月27日の住民投票による住民の方々の意志にゆだねるほか無い。新市名「南セントレア市」についてだけは激しい違和感を覚えるし、私の人生にも影響が大きいのでいろいろ踏み込んで議論させていただく。
勿論、このブログ・掲示板などで、合併そのものに関しても大いに自由な議論して欲しい。
さて、
娘通信♪さんが、
この合併問題の経緯を
わかりやすくまとめて下さっているが、
今回の新市名「南セントレア市」問題の最大の起因は、やはり今年3月末に迫った合併特例法の期限に間に合わせるために、コトを急ぎすぎたことだろう。途中で知多市・常滑市・武豊町が協議から抜けてしまったために、2004年8月にようやく任意合併協議会を設置にこぎ着けている。
新市名以外にもいろいろな懸案が勿論あって(
合併協議会の各議事録を読むとよくわかる)、特に事務局は疲れ切っているにちがいない。
新市名については、ほぼ対等合併だから、どちらかの町名をそのまま市名にするような調整には時間がかかりすぎて無理だと考えていたことだろう。だから、3月に間に合わせるために、継続協議になったその場ですぐに
代案が事務局よりパッと出てきたりとか、どんな形でもいいから決着を付けねばならない、住民投票での賛成過半数(または不成立)を得ねばならない、という協議会の意図が、議事録からありありと見て取れる。
とにかく、
合併特例法で財政的メリットを得られないと合併する意味なんて事実上無いんだから。
現場ではいろんな人間関係や業が渦巻いて居るんだろうが、こんな無茶苦茶な、公募など民意も、民主的な手続きも、歴史文化も無視した新市名の決定は、時間のなさが大きく働いていることは間違いない。
残念ながら、今のところ新市名については住民投票の対象になっていないから、皆さんの様々な働きかけで次回の第3回合併評議会での新市名「南セントレア市」の撤回を期待しているわけだが(それがこのブログを立ち上げた動機だが)、そこでどのような結論になっても、2月末の住民投票で合併の是非は問われる。
住民投票は、有権者の投票率が50%に達しないと不成立となり、合併の是非は合併協議会に白紙委任する形になってしまう。
それだけは絶対に避けて欲しい。「南セントレア市」問題に象徴されるように、期限を切られたこれまでの性急な議論(民間人の私には十分ゆっくりしてるようにしか見えないけど)での合併協議が民意を反映しているとは思えないからだ。合併の是非まで、代表とはいえ少数の人間に決めさせてしまっては本当によくないと思う。住民投票が正確な民意を反映させる最初の大きなチャンスだから、絶対に投票して欲しい。
その次に、両町議会で審議され、議決されてから総務省に合併申請がされるわけだが、この町議会で否決されれば合併はも勿論成立しない。住民投票で可決された後、一つの議会で否決され、合併が白紙になった例もあるらしい(現在調査中・・・どの自治体の話か知っている人は教えて下さい)。
今回の新市名「南セントレア市」問題だが、このくだらない決定が、2月27日の住民投票にはどのように影響するだろうか。このブログや掲示板にいくつかご意見をいただいているが、仮に「南セントレア市」が撤回されないまま住民投票になると、この新市名に耐えられず反対票を投ずる人が多く出てくるだろう。
もちろん、新市名は大きなファクターだし、町レベルの小さな地域であれば大きな問題だ。しかし、そのほかの様々な面からの合併の是非が、新市名の問題だけで押し流されてしまうのは本質的ではないように思う。
第3回合併協議会で、民意を反映した「南セントレア」よりはマシな新市名が改めて選ばれ(それでも確執は残るだろうけど)、すっきりして住民投票に臨んで欲しい。
とにかく、美浜町・南知多町の皆さん、必ず住民投票へ行って下さい!まあ、「蟻の穴より堤の崩れ」じゃないけれど、何か大がかりな物事に失敗するときはだいたいつまらないことが原因になるものだ。「南セントレア市」問題はそれを狙った巧妙な策略だ、という説もいくつか頂いているのだが・・・傍聴できる合併協議会が、仕事している人にはとても参加しにくい平日の午前中にあるというのも・・・
とにかく、どんな結果になっても、それは全て住民の選択になり責任になるのだから、出来るだけのことはやりましょう!
野間若松の民宿「
新栄館」に止まったとき食べたお造り。
新鮮で美味しかった・・・
posted by 故郷は美浜 at 20:44|
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